ファイアーエムブレムの軌跡を振り返る
スマホアプリで絶好調のファイアーエムブレム。
今年の7月にはスイッチ向けに新作を出す予定で、乗りにのっていますが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった…
今回はファイアーエムブレムの軌跡について書きます。
ファイアーエムブレムの栄枯盛衰
1990年にファミコン用ソフトとして発売された、暗黒竜と光の剣がシリーズ一作目となりました。
加賀昭三氏がインテリジェントシステムズで開発のリーダーとなって、本人曰く「同人ゲームのノリ」で作った作品。作品自体は任天堂から広告展開もされて本格的に売り出したゲーム。
加賀昭三氏がFEの生みの親とされていて、トラキア776まで開発のリーダーを務めていましたが、退社。ティルナノーグを設立を設立します。
その後プレイステーション向けに「エムブレムサーガ」という開発に着手しますが、任天堂とインテリジェントシステムズからゲームの発売中止または内容の抜本修正を求められます。FEとつながりがあるようなプロモーションをしたためです。「ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記」nnいに改題され、
エンターブレインより発売されましたが、FEの著作権を侵害しているものが多数含まれていることおよび、FEシリーズと関連性があるかのような広告宣伝方法が消費者に誤認を与えているという2点を巡って任天堂とインテリジェントシステムズから訴えられます。
これがいわゆる「ティアリングサーガ事件」
生みの親と開発スタッフはこうして決別してしまいました....
一方ファイアーエムブレムの続編は次々と作られていましたが、売上が思わしくないものとなっていきます。
ついには、「覚醒の売上本数が25万本以下だったらシリーズ打ち切りも...」と任天堂のセールスマネージャーから告げられ、がけっぷちに立たされます。
最後だから入れたいものを全部入れちゃえといって作った覚醒が大ヒット。
国内で45万本 世界で193万本売れ、次作のifでは国内50万本以上、世界180万本以上売れました。
さらにスマートフォン向けゲームのファイアーエムブレムヒーローズは累計で555億円もの売上を出したと分析されています。
窮地から大復活を遂げたゲームシリーズがこのファイアーエムブレムシリーズです。
今のファイアーエムブレムの問題
ヒーローズも大成功し、皆ハッピーかと思いきや。そんなこともありません。
昔からのファンと新規のユーザー(覚醒やifから入った層)との対立が時々問題になります。覚醒より前までは重厚な世界観とシナリオ、そして難しさがFEの持ち味でしたが、覚醒以降はそういった今までの持ち味が薄れ、シナリオがよくないなどの非難をよく受けるようになりました。
また、歴代作品のキャラを出すといいつつも、覚醒やifに偏る傾向がありその点も批判されています。
覚醒やifから入った層が多いため、多数派のユーザーと売上のことを考えるのであれば、正しい判断ですが、そこが既存のファン層との対立となっています。
これからのファイアーエムブレム
ファイアーエムブレムはIPビジネスが盛んです。
7月26日には5種類のぬいぐるみが発売されます。
そして同日にswitch向けに完全新作ファイアーエムブレム風花雪月が発売されます。
これを書いてる現在、ゲームのベストセラー1位となっています(笑)
この記事を書いてる善禅寺も買ってYoutubeに動画をあげるのでぜひ視てください(笑)
普段はこんな動画をあげてます。
ファイアーエムブレムに関連するその他のこと
ファイアーエムブレムの生みの親である加賀昭三氏がPC向けのシミュレーションRPG「ヴェスタリアサーガ」の外伝を今年の3月に公開しました。
以下のサイトから無料でダウンロードできるので興味のある方はぜひ
また、フィギュアスケートの羽生氏がファイアーエムブレムにハマっているとインタビューでおっしゃられていましたね。いつかテレビCMに出る日も近いかもしれませんね。
それではまた。